アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

I Will Take a Nap! -おひるねをしよう-

作:Mo Willems。

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あらすじ

疲れて機嫌の悪いゾウのジェラルドは、昼寝をすることにします。

そこへやってきたブタのピギーが話しかけて、ジェラルドの昼寝を邪魔します。ジェラルドに怒られたピギー、「私も機嫌がわるい、昼寝するよ!」

ふたりは一緒に昼寝を始めますが、すぐにピギーがものすごいいびきをかき始め、ジェラルドは眠れません。

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目が覚めたピギーは、ジェラルドにお昼寝を楽しんでるかと聞きますが、ジェラルドは「楽しくないよ!寝てないんだよ!」

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ところが「眠ってないというのなら、どうして私が宙に浮けるっていうの?」とピギーがふわふわと宙に浮かぶのです。それからピギーの頭がカブになり・・・

そう、そこはジェラルドの夢の中だったのです。

 

英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

・cranky (気難しい、機嫌が悪い)

・turnip head (ばかなやつ(口語))

 

お気に入り度:

最初読んだときには、どうして唐突に「宙に浮く」とか「カブの頭(turnip head=ばかげている)」が出てくるのか理解できずに「???」となりました。

何度か読み返しているうちに、昼寝から目が覚めたピギーのセリフが「お昼寝はどうだった?」ではなく現在進行形の「How are you enjoying your nap?」になっていて、ジェラルドの返事も「寝られなかった」ではなく「I am NOT napping 」になっていることに気付いたので、あー夢の中か!と理解できました。

ネイティブの友人に読んでもらうと、「But, if you are not napping, how can I be floating?」のリズムやアクセントがまさに「ここは夢の中に決まってるじゃない~!」と言わんばかりで、最初に朗読を聞いていればすんなり内容が理解できただろうなと思いました。

ゾウのふざけたような表情が面白く、気軽に読める1冊です。

 

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