Cat Secrets -ネコのひみつ-
作:Jef Czekaj。
あらすじ
この本はネコ用の本なので、ネコ以外は読んではいけません!(特にネズミはね。)
本を開いているあなたはネコですね、ではネコの秘密いきますよ・・・
おっとその前に、あなたが本当にネコかどうかテストします。
まず、ニャーと鳴いてみてください。
次は、のどをゴロゴロしてみてください。
ネコの伸びもできますか?
・・・うーむ、どうやら本当にネコのようだ。
最後のテストです。ネコの昼寝はできますか?
昼寝するまで待ちます・よ・・zzz・・・
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・purr (気持ち良さそうにのどをゴロゴロと鳴らす)
お気に入り度:★★★☆☆
ネコの秘密わからずじまい、というオチです。
対象年齢は年長~小2となっていて、絵本の中のネコと会話しながら楽しめるのは、そのくらいの年齢の特権でしょう。
really, absolutely, truly, actually, といろんな言い方で何度も「"本当に"ネコですね?」と確認してくるので、こうした便利な言い回しが自然に覚えられます。
作者はアニメの仕事をしている人らしく、キャラクターの擬人化の具合がいい感じです。
Don't Spill the Milk! -ミルクをこぼさないように!-
作:Stephen Davies、イラスト:Christopher Corr。
あらすじ
アフリカにすむ女の子ペンダは、草原でヒツジの番をするお父さんのところまでミルクを届けます。
頭の上に乗せたミルクがこぼれてしまわないよう、揺らさないように細心の注意を払って・・・
お昼にはお父さんのところに到着。お父さんにミルクを渡そうとしたところ・・・
なんと、マンゴーの実が木から落ちてきてミルクボウルにまっ逆さま!ミルクがすっかりこぼれてしまったのです。
せっかくここまでこぼさずに来たのに!大泣きするペンダ。
でも、お父さんは「何もなくなったなんてことはないよ。ミルクと一緒に持ってきてくれたお父さんへの愛は少しもこぼれてなどいないじゃないか」とペンダを抱きしめます。
そして、二人はミルクの中に落ちたマンゴーを食べました。それはとてもおいしいものでした。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・mum (ママ:momと同じ)
・auntie (おばちゃん(幼児語))
・dune (砂丘)
・jinn (アラブ世界の精霊)
・droplet (小さなしずく)
・amid (~の真ん中に、~の真っ最中に)
・beastie (小獣)
・quiver (揺れる、震える)
・loom (立ちはだかる、ぼんやりと表れる)
・scrummy (おいしい:scrumptious + yummy)
お気に入り度:★★★★☆
読み始めたときは、「ありがちな異文化紹介モノだろうな~」と思って期待していませんでした。手書き風のフォントも読みづらいし、絵柄も(色合いはポップで素敵なのですが)特に好みではありませんでした。
でも、衝撃の展開にすっかりやられました。ミルクがダメになって大泣きするペンダの表情がかわいすぎる!(髪型もかわいい!)
さらに、泣くペンダを諭すお父さんのセリフが素晴らしくて、読んでいるとこっちが泣きそうになります。
ママのスペルが「mom」ではなく「mum」になっているのがちょっと不思議でしたが、物語後半でマンゴーを食べる際のペンダとお父さんの掛け合いが「yummy!」「scrummy!」「for mummy!」と韻を踏んでいて納得です。洒落てます。
A Bargain for Frances -フランシスのおかいもの-
作:Russell Hoban、イラスト:Lillian Hoban。
あらすじ
ある夏の日、フランシスは、お友達のテルマの家に遊びに行きます。
テルマはいつもうまく立ち回り、そのせいでフランシスばかりケガをしたり池でびしょぬれになったりと損な役回りになるので、お母さんは「気をつけてね」と送り出します。
ティーパーティー(おままごと)で遊ぶ二人。フランシスは、青い絵のついた陶器のティーセットが欲しくてお小遣いを2ドル17セントためていることをテルマに話します。
テルマは、言葉巧みにフランシスを誘導し、自分の赤い絵のプラスチックのティーセットをフランシスに売りつけることに成功します。「あとで"やっぱりやめた"はナシ」の約束で。
家に帰ったフランシスは、妹のグロリアから、もっと安い値段で青い陶器のものが買えたのに、と知らされます。さらに、テルマはそのことを知っているはず、とも。
フランシスがティーセットを売っているお店に確認しに行くと、そこではテルマが青い陶器のティーセットを買っているところでした。フランシスから受け取ったお金で・・・。
フランシスはどうすればよいか考えます。
そして、テルマに電話して、「本当に"やっぱりやめた"はナシでいいのね?ティーセットの砂糖入れに入っていたものも、もらっていいのね?」と言います。
不安になるテルマ。「指輪だったかしら?・・・誕生日にもらった5ドルだったかも?」
そして、ついにテルマの方から「やっぱり返してほしい」と言ってきます。でもすでにお金を使ってしまったテルマは、新しく買った青い陶器のティーセットと引き換えに、赤いプラスチックのティーセットを取り戻します。
さて、砂糖入れに入っていたのは、フランシスが入れておいたた1セント硬貨だけ!だましたわね、と怒るテルマに、あなたが最初にだましたんでしょ、と応酬するフランシス。
これからはずっと、あなたと遊ぶときには用心しないといけない。それじゃ楽しくないから、用心しなくてよい友達でいよう、と話しあいます。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・lump (こぶ、腫れもの)
・get the worst of it (負ける)
・frosting (ケーキにかける砂糖衣)
・save up (お金をためる、貯金する)
・allowance (お小遣い)
・no backsies (待ったなし;あとで「やっぱりやめた」というのはダメ、という意味)
・hung up (電話を切る)
・play a trick on ~ (~をだます)
お気に入り度:★★★★☆
60ページを超える長さで、もはや「絵本」ではなく「本」かもしれません。
イラストはかわいいですが、フランシスとテルマの区別がつきません(笑)。絵を楽しむ本というよりはストーリーを楽しむ本です。
テルマのだまし方もフランシスの仕返しも結構巧みで、それなりの理解力を要するので、小学校2~3年生くらいが対象かと思います。(友達をだますという内容自体、幼児向けではない)
テルマは最初からずっと嫌な子として描かれていますが、フランシスの揺さぶりに動揺してあっさり降参するあたり、まだまだ子供だなーと許せます。というか、フランシス、頭を使って仕返しできる賢さがあるのに、なぜあっさり騙されるんだろう・・・!?
日本でよく知られている「おやすみなさい フランシス」のシリーズ本ですが、この「A Bargain for Frances」は日本では出版されていないようです。騙し騙されという内容が日本向きではないのかもしれませんね。
この本の中で私の気に入った文章は、騙されたテルマがフランシスに言ったセリフ:
"That is not a very nice trick to play on a friend."
訳すのが難しそうですが、「友達をだますなんてひどいじゃない」といった意図かと思います。「こんなことするなんて、趣味のいいいたずらとは言えないわね」のように皮肉っぽく訳すのが正解でしょうか。面白い言い回しだと思います。
A Bargain for Frances (I Can Read Level 2)
- 作者: Russell Hoban,Lillian Hoban
- 出版社/メーカー: HarperCollins
- 発売日: 2003/02/18
- メディア: ペーパーバック
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Aggie Gets Lost -アギーがいなくなった-
作:Lori Ries、イラスト:Frank W. Dormer。
あらすじ
男の子は犬のアギーと公園でボール遊びをします。
アギーはとても賢い犬なので、どこに投げてもボールを取ってきます。
でも、思い切り遠くまで投げたとき、ボールを追いかけて行ったアギーはいつまで待っても、どんなに呼んでも帰ってきませんでした。
がっかりして帰ってきた男の子は、お父さんとお母さんに相談してアギー探しを始めます。いろんなところに電話をかけ、大きなポスターを作り、公園でいろんな人に聞きこみをします。
ある日アギーを探しに出かけた男の子は、公園のベンチに座るトーマスさんにアギーがいなくなったことを話します。トーマスさんは、「目ではなく他の方法で見るんだ」と言って、手や、耳や、鼻を使って感じることを教えてくれます。
目をつぶり、トーマスさんのまねをした男の子の耳に、遠くの方で聞き覚えのある音が聞こえます。
木の方へ駆けて行った男の子。ついにアギーを見つけました!
男の子はみんなにアギーが見つかったことを報告し、汚れて臭くなっていたアギーをお風呂に入れに家に帰りました。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・fetch (取ってくる)
・leash ((犬などをつなぐ)革ひも)
・mess ((犬や猫の)糞)
・snow angel (雪の上に寝転がって手足を動かして作った天使の形)
・chatter (ぺちゃくちゃしゃべる、キャッキャッと鳴く)
・get a head start (先行する、先に行く)
お気に入り度:★★★☆☆
男の子の名前は(この本では出てきませんが)「ベン」といい、アギーとベンの本はシリーズとして何冊か出版されているようです。
公園で出会うトーマスさんは、視覚障害者です。サングラスをかけ白杖を持ったイラストと、アギー探しの手伝いを申し出たトーマスさんに対してベンが"You cannot help. You cannot see."と言っていることからわかります。
絵本の中に障害を持つ人がさりげなく登場して目に見えないものの大切さを教えてくれる、というのは、偏見をなくすのにとてもよいことだと思います。単に男の子と犬のきずなを描いているだけの絵本より深みがあります。
イラストはかわいらしく、文章も1文1文がかなり短くて、読みやすい絵本です。
Aggie Gets Lost (Aggie and Ben)
- 作者: Lori Ries,Frank W. Dormer
- 出版社/メーカー: Charlesbridge
- 発売日: 2011/07/01
- メディア: ハードカバー
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Today I Will Fly! -空をとびたい!-
作:Mo Willems。
あらすじ
「今日空を飛ぶんだ」というブタのピギーに、「絶対無理だね」というゾウのジェラルド。
ピギーは両手をバタバタと振って頑張りますが、飛べそうにありません。そこで誰かの助けを借りることにします。
犬に吠えたてられて、ジェラルドのあたまの上まで跳んだピギー。「飛べた!」と喜びますが、ジェラルドは「飛んだんじゃない、ジャンプしただけだ」と冷たく言います。
ジェラルドが昼ご飯に出かけた間に、何と、ピギーは空を飛んでいました!。
「飛べたじゃないか!」と喜ぶジェラルドですが・・・
ピギーは「飛んでるんじゃないよ、助けてもらってるだけ。」と答えます。
明日はジェラルドも飛んでみるそうですよ。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
特になし
お気に入り度:★★★☆☆
Elephant & Piggieシリーズ。
珍しくジェラルドがツッコミになっていますが、このシリーズとしてはオチが大したことなく、評価は低めです。
ピギーが頑張るページの「Fly, fly, fly, fly!」などを感情をこめてコミカルに読めば楽しめます。
I am Going! -いってきます!-
作:Mo Willems。
あらすじ
行ってくるね、というブタのピギーに対し、「どこかへ行っちゃうの!?」とゾウのジェラルドは大慌て。
ピギーが行ってしまったら誰と遊べばいいんだとジェラルドは嘆き悲しみ、どうにかピギーを引きとめようとします。
でも、ピギーは単にお昼ご飯を食べに行こうとしていただけでした。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・"What about me?" (「私はどうなるの?」)
お気に入り度:★★★☆☆
Elephant & Piggieシリーズ。
同じシリーズの他の本と比べると、この本はひねりが足りない感じがしますが、それでもジェラルドの大げさな悲しみっぷりが面白おかしくて楽しめます。
How an Egg Grows Into a Chicken -たまごからにわとりへ-
作:Tanya Kant、イラスト:Carolyn Franklin。
あらすじ
にわとりの一生を詳しく解説した科学絵本です。
めんどりとおんどりの違い、巣の作り方、たまごの構造や孵化する卵としない卵の違い。そして、生まれたてのひよこがおとなのニワトリになるまで。
ニワトリに関するたくさんの知識が身につきます。
たとえば、めんどりは生後6カ月から12歳頃まで毎日1~2個の卵を産むこと、同じときにうまれた卵はほぼ同時に孵ること、ヒナはくちばしの上がとがっていて卵を割るのに使われること、ヒナが完全にたまごから出てくるのには数時間かかること。
生まれた後すぐに、大人のニワトリと同じものを食べることや、卵を狙うヘビやキツネを母ニワトリが羽で追い払うことなども。
巻末には、水に沈んだ生卵が、塩を加えていくことで浮くようになる実験も載っています。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・comb (とさか)
・fertilized (受精した)
・embryo (胚)
・yolk (黄身)
・albumen (卵白)
・brooding (抱卵、卵をあたためること)
・every now and then (ときおり)
・clucking (めんどりがコッコッと鳴く音)
・slimy (ぬるぬるした)
・peck (くちばしでつつく)
・swallow (飲み込む)
・coop (鶏小屋)
・flock *1 (9780531238011): Tanya Kant, Carolyn Franklin: Books" src="//hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.amazon.com%2FGrows-Into-Chicken-Amaze-Paperback%2Fdp%2F0531238016" frameborder="0" scrolling="no">www.amazon.com
Frog and Toad Together -ふたりはいっしょ-
作:Arnold Lobel。
(図書館の情報等が入っていたため、画像を一部加工。)
あらすじ
日本でもおなじみの「がまくんとかえるくん」シリーズの絵本。5つのお話が収録されています。
A List (よていひょう)
がまくんは「一日にやることリスト」を作り、かえるくんの家に遊びに行きます。が、一緒に散歩に出かけたときに、リストが風で飛んでしまい、「リストがないから何もできない!」となってしまうお話し。
The Garden (はやくめをだせ)
かえるくんの素敵な庭を見て、自分も庭を作りたくなったがまくん。花の種を植え、種に本を読んであげたり、歌を歌ってあげたりしますが一向に芽が出る気配がなく、疲れて眠ってしまいます。するとその間にようやく芽が出てきます。がまくんは庭造りの大変さを実感したのでした。
Cookies (クッキー)
たくさんのクッキーを焼いたがまくん。かえるくんと食べていましたが、食べ過ぎないように途中でやめることにします。箱に入れたり高いところに置いたり工夫しても、どうしても手が届いてしまうので、ついには鳥たちにあげることにしました。「クッキーはなくなったけど、強い意志を手に入れたぞ!」
Dragons and Giants (こわくないやい)
がまくんとかえるくんは、自分たちが勇敢かどうかを確かめるため山にのぼりました。するとほら穴から出てきた蛇に遭遇し、山の頂上まで逃げると今度はワシに遭遇し・・・二人は震えながら「怖くないぞ!」と言い、家まで逃げ帰ります。そして、お互いに勇敢だったことを誉めたたえながらも、クローゼットやベッドにもぐりこむのでした。
The Dream (がまくんのゆめ)
がまくんは夢の中。ステージで色々な芸をしますが、自慢げに披露すればするほど、客席のかえるくんはどんどん小さくなり、見えなくなってしまいます。「戻ってきて!」と叫ぶと目が覚め、そこにはいつも通りの大きさのかえるくんがいました。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・swamp (低湿地、沼地)
・"Drat!" (「ちぇっ!」)
・"There," (「ほら」)
・leap over (飛び越す)
・puff up (得意がらせる)
・avalanche (なだれ)
・peep (ピーピーいう)
・come over (ふらりと立ち寄る、やってくる)
お気に入り度:★★★☆☆
日本でも人気のシリーズ。イラストはキモ可愛いというか、カエルが結構リアルなのに服を着て二足歩行なので、コミカルでおかしいです。
がまくんとかえるくんの掛け合い(セリフ)が多いですが、主語などを省略した話し言葉ではなくきちんとした文法の英語で会話が進んでいくので、きれいな英語での日常会話を学ぶのにとてもよい本だと思います。
日本語の翻訳版も、二人の親しさが通じる程度にフランクにしつつも上品な言葉遣いで書かれているので、これが人気の秘密かな、と思います。
5つのストーリーのうち、私のお気に入りは「Cookies」。クッキーを鳥にあげて「Will Powerを手に入れた!」って喜んでるけど、本当にWill Power(意思の力)があれば目の前のクッキーを我慢できるんじゃない!?と突っ込みたくなるところが好きです。
- 作者: アーノルド・ローベル,三木卓
- 出版社/メーカー: 文化出版局
- 発売日: 1972/11/10
- メディア: ハードカバー
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Ling & Ting: Not Exactly the Same! -ふたごのリンとティン-
作:Grace Lin。
あらすじ
双子の女の子リンとティンのショートストーリー6話。
1. The Haircuts
リンとティンは美容院で髪を切ってもらいます。ティンは前髪を切る途中でくしゃみをしてしまい・・・リンと見分けがつくようになりました。
2. The Magic Trick
リンがマジックハットをかぶってトランプのマジックをします。
ティンはひいたカードをリンが当てようとしますが、なかなか正解しません。降参したリンが「あなたが選んだのはどれ?」と聞くと、ティンが「わすれちゃった」。
3. Making Dumplings
リンとティンが餃子を作ります。餃子は昔の中国のお金に似ています。
リンはお金が逃げていかないようにしっかり餃子の口を閉じ、ティンはお金持ちになれるように具をたっぷり詰めます。二人の餃子は全然似ていません。ふたりはそれぞれの餃子を「ダンプ"リン"」と「ダンプ"ティン"」と呼びました。
4. Chopsticks
リンとティンは餃子を食べます。箸をうまく使えないリンのために、ティンは餃子とリンの箸を糊でくっつけようとしたり、ひもで結ぼうとしたり・・・でも、リンはそれを嫌がり、フォークで食べることにしました。
5. The Library Book
図書館に出かけたティン。自分の探していた妖精の本を見つけると、一目散に家に帰ります。「思い出した!(マジックのときの)カード、ハートのキングだった!」
でも、リンから頼まれていた犬の本を借りてくるのは、すっかり忘れていました。
6. Mixed Up
ティンはリンにお話を聞かせます。でも、嘘と本当がごちゃ混ぜの話です。
「リンとティンという双子がいました。リンは散髪中にくしゃみをして、リンのマジックハットが飛んで行って、箸を振ると餃子がお金に変身して、ハートのキングはリンとティンのどっちと結婚するか悩んで・・・」
でもエンディングは本当のことです。
「リンとティンはまったく同じではありませんでしたが、二人はいつも一緒でした」。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・feed ((子供や病人などに)食べ物を食べさせる)
・mix up (ごちゃ混ぜにする、わけがわからなくさせる、混同する)
お気に入り度:★★★☆☆
リンとティンのレトロなドレスや、はっきりした色遣いなど、女の子の好みそうな要素満載のイラストです。作者が中国系の女性なので、日本人にとって親近感のわくキャラクターだと思います。
しっかりもののリンとおっちょこちょいで失敗ばかりのティン、という基本設定ながら、リンの方が箸使いが下手などリンの欠点もうまく盛り込まれていて等身大の女の子が描かれており、子供がふたりに感情移入しつつ読めます。
小学校低学年の子が一人で読める程度の文章量と語彙レベルだそうで、一文が短くて読みやすいです。が、6話全部読むと43ページまであるので、結構なボリュームです。
Good Night New York State -おやすみなさい、ニューヨーク州-
作:Adam Gamble & Mark Jasper、イラスト:Joe Veno。
あらすじ
ニューヨーク州のみどころを紹介する絵本。
湖畔にブドウ畑が一面に広がるフィンガーレイクス地方、
壮大なナイアガラの滝、
夜に煌々と光り輝くタイムズスクエア・・・
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・swoosh (ぴゅうと音を立てて動く、風を切って進む)
お気に入り度:★★★☆☆
ストーリーとしての面白さはないのですが、NY在住者としては身近な場所がたくさん出てきて嬉しくなってつい買ってしまいました。
この本には16の名所が載っていますが、上の「あらすじ」で紹介したのは、すべて私が行ったことがある場所です。
ニューヨーク州のほかにも、「Good Night Our World」シリーズとして色々な場所を紹介する本が多数出版されているようです。