Missing MATH -すうじどろぼう-
作:LOREEN LEEDY。
あらすじ
ある日、町からすべての数字がなくなってしまいます。
数を数えたり計算したりもできない。試合をしても勝ち負けがわからない。
お金にも値札にも数字がないから、お金の価値もなし。
郵便物に番地や郵便番号がないし、切手もないから届かない。
時計もカレンダーも真っ白で時間や日付もわからない。
料理を作っても、レシピにも分量が書かれていないから、ひどい味に。
電話帳をみても電話番号がわからないし、電話のボタンも真っ白・・・
探偵が、数字を奪った泥棒を発見。聞けば、無限大を知りたくてありったけの数字を集めたのだとか。町には無事に数字が戻ってきました。
英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~
・think up (考え出す)
・detective (探偵)
・calf (子牛、愚かな子(口語))
・peculiar (変な、異常な)
・be in a fix (まずいことになっている、苦境に立っている)
・frightful (恐ろしい、ぞっとするような)
・crooked (曲がった、湾曲した)
お気に入り度:★★★☆☆
No (ナンバー)が no (ない)!というちょっとした言葉遊びからスタートする絵本。
「Crazy like a fox」と同じ作者の絵本ですが、この人の本は言葉遊びが多くて、英語学習者にはやや難易度が高めです。"The problems we are having now are simply numberless."を「わたしたちの抱えている問題は数えきれない」と「わたしたちの抱えている問題は数がないことだ」とかけていたりします。理解できれば楽しいですが、おそらく理解できないまま(言葉遊びがあることにすら気付かず)読み飛ばしている箇所がいっぱいあるでしょう・・・。
イラストは、動物の表情などが個性的なので好みは分かれるかも、ですが、カラフルで楽しいので子供は好きそう。