アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

A Christmas Wish for Corduroy -コールテンくんのクリスマスのねがいごと-

作:B. G. Hennessy、イラスト:Jody Wheeler、キャラクター原案:Don Freeman。

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あらすじ

CORDUROYシリーズの代表作「CORDUROY」のプロローグ。なぜCORDUROYでコールテンくんのボタンが取れていたのか、がわかるお話です。

 クリスマス前のデパートのおもちゃ売り場で、コールテンくん(まだ服を着ていない)は、自分のことを欲しがる子は誰なのか、ドキドキしています。

あるお母さんが子供に「リストに欲しいものを書きなさい。サンタに会うなら特別なお洋服もいるわね」と話しているのを聞いたコールテンくん、「どうしよう、ぼく何も着ていない!それに名前がないから、欲しいものリストに書いてもらえない!」

そこで、夜におもちゃ売り場の棚を抜け出して特別なお洋服を探しに行くのですが・・・

自分にぴったりの洋服がなかなか見つからないコールテンくんは、サンタの看板に沿って歩いて行くうち、サンタの作業場を見つけました。

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家の中には、コールテンくんにぴったりの、妖精の小さな服。でも、くまの手でボタンのはめ外しをするのは簡単ではなく、ボタンが1つ取れそうになります。

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疲れて眠ってしまったコールテンくんを、次の朝、デパートのサンタが来て見つけます。サンタが販売員に「コールテンくんをおもちゃ売り場に戻してもらえないか」と言うのを聞いたコールテンくんは、自分に名前ができたと喜びます。

そして最後には女の子がおもちゃ売り場にやってきて・・・ここから、CORDUROYの話とつながっていきます。

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英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~

・perk up one's ears (耳をそばだてる)

・zip (勢いよく動く)

・up ahead  (これより先)

・bump into (ドンと突き当たる、ばったり出会う)

・be fast asleep (ぐっすり眠っている)

 

お気に入り度:

ボタンの秘密がわかり、すっきりした気分です。デパート内の探検の様子も、コールテンが喜んだり悲しんだりする様子も、CORDUROYの本のイメージそのままで、作者がDon Freemanへ最大限の敬意を払って執筆した本だろうと想像できます。絵の雰囲気もそっくりです。

5歳前後のお子さんに、クリスマス前に読んであげるとよさそうです。日本のクリスマスとは違う点もいくつかあって、面白いかもしれません。(欲しいものリストを作るとか、サンタさんに会うとか。妖精(elf)についても、日本ではサンタと一緒にいるイメージはないと思います)

 

A Christmas Wish For Corduroy

A Christmas Wish For Corduroy

 

 

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