Make Way For Ducklings -かもさん おとおり-
作:Robert McCloskey。
あらすじ
カモのマラード夫婦は、住む場所を探してボストンまでやってきました。
ボストン中を飛び回った2羽は、キツネやカメも自転車も来ないチャールズ川の中の小島に巣をつくることに決めました。
2羽は岸に渡り、警察官のマイケルのところを訪れてはピーナツをもらいます。やがて、8羽のヒナが生まれました。
ある日、父ガモが偵察に出かけ、母ガモはコガモたちを連れて出かけます。でも、車がひっきりなしに通り、道を渡れません。
カモの声とクラクションを聞きつけたマイケルが駆けつけ、道の真ん中に立って交通整理。おかげでカモたちは道を渡ることができました。
マイケルは交番に駆け戻り、警察本部にカモのための交通整理を要請します。
要請を受けた4人の警察官たちがカモたちを渡らせます。道行く人はびっくりして見つめます。カモたちは無事にパブリックガーデンに到着し、警察官たちにお礼を言いました。
パブリックガーデンでは父ガモが待っていました。コガモたちはパブリックガーデンの池がとても気に入って、そこに住むことにしました。スワンボートのお客さんからピーナツをもらい、夜になると小島に上がって眠るのでした。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・make way for (~に道をあける)
・duckling (子ガモ)
・(can't) ... any further (これ以上~できない)
・flap (羽ばたいて飛ぶ)
・waddle (よたよた歩く)
・"look out!" (「気を付けて!」)
・squawk (ガーガー鳴く)
・all of a dither (ひどく動揺して、おろおろして:dither=うろたえる)
・run over (轢く)
・molt (羽の抜け変わる、脱皮する)
・be bursting with (~に満ち溢れている)
・bring up (子供を育てる、しつける)
・wade (歩いて渡る)
・beckon (手で合図する)
お気に入り度:★★★★☆
ボストンの地名がたくさん出てくるので、ボストンを知っているとすごく楽しいです。
カモたちのために警察官が交通整理をする様子にほっこりします。
イラストは白黒で地味ですが、ストーリーとよく合っていて、ヒナたちがとってもかわいらしいです。
- 作者: ロバート・マックロスキー,Robert McCloskey,わたなべしげお
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1965/05/01
- メディア: ハードカバー
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (23件) を見る