When I Feel Angry -いらいらしたときは-
作:Cornelia Maude Spelman、イラスト:Nancy Cote。
あらすじ
「怒り」との付き合い方を子供にアドバイスする、指導書のような絵本。
からかわれたとき、ゲームをいいところで中断されて片づけをしないといけないとき、海水浴に行ったのに雨が降ったとき、うまく絵がかけないとき、おしゃべりしてないのに怒られたとき・・・こんなとき、私たちはいらいらします。
怒りは強い感情で、そんなときはひどいことを言ったり、叫んだり、手を出してしまったりしそうになります。でも、それでは人を傷つけたり自分がより悪い状況になったりします。
いらいらしたときはどうすればいいでしょうか。怒りの対象から離れて、深呼吸。走ったり自転車に乗ったり、何か好きなことをしたりして、クールダウンしましょう。
状況は変えられないけれど、何かを変える必要があります。自分が、休憩したり泣いたり一人になったりすること。相手が、自分にやさしくしてくれたり、不公平な行動を辞めてくれたりすること。他の人と一緒に状況を整理するのもいいかも。
どうしてほしいか相手に伝えたり、相手の話をよく聞いたり。話すことや聞くことで状況はよくなります。
怒ったとき、どうすればいいかわかりました。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・make fun of (person) (~をからかう)
・try one's hardest (せいいっぱい努力する)
・crumple up (くしゃくしゃにする)
お気に入り度:★★★☆☆
全ページイラストありで見た目は小さい子向けの絵本のようですが、内容は小学生やもっと大きい子に合っているように思います。説教じみているので、小さい子供はあまり好きではないかもしれません。
文法も難しいです。動名詞も多いし、全ページで副詞節や形容詞節がふんだんに使われています。文法的に理解しながら読むのは、ある程度大きくなってからかと思います。
たとえば「Feeling like I want to is not the same as doing it.」の文法を理解するのはだいぶ高度だと思います。自分ではこんな言い回しはできそうにありません。