アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

When I Feel Angry -いらいらしたときは-

作:Cornelia Maude Spelman、イラスト:Nancy Cote。

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あらすじ

「怒り」との付き合い方を子供にアドバイスする、指導書のような絵本。

からかわれたとき、ゲームをいいところで中断されて片づけをしないといけないとき、海水浴に行ったのに雨が降ったとき、うまく絵がかけないとき、おしゃべりしてないのに怒られたとき・・・こんなとき、私たちはいらいらします。

怒りは強い感情で、そんなときはひどいことを言ったり、叫んだり、手を出してしまったりしそうになります。でも、それでは人を傷つけたり自分がより悪い状況になったりします。

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いらいらしたときはどうすればいいでしょうか。怒りの対象から離れて、深呼吸。走ったり自転車に乗ったり、何か好きなことをしたりして、クールダウンしましょう。

状況は変えられないけれど、何かを変える必要があります。自分が、休憩したり泣いたり一人になったりすること。相手が、自分にやさしくしてくれたり、不公平な行動を辞めてくれたりすること。他の人と一緒に状況を整理するのもいいかも。

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どうしてほしいか相手に伝えたり、相手の話をよく聞いたり。話すことや聞くことで状況はよくなります。

怒ったとき、どうすればいいかわかりました。

 

英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

・make fun of (person) (~をからかう)

・try one's hardest (せいいっぱい努力する)

・crumple up (くしゃくしゃにする)

 

お気に入り度:

全ページイラストありで見た目は小さい子向けの絵本のようですが、内容は小学生やもっと大きい子に合っているように思います。説教じみているので、小さい子供はあまり好きではないかもしれません。

文法も難しいです。動名詞も多いし、全ページで副詞節や形容詞節がふんだんに使われています。文法的に理解しながら読むのは、ある程度大きくなってからかと思います。

たとえば「Feeling like I want to is not the same as doing it.」の文法を理解するのはだいぶ高度だと思います。自分ではこんな言い回しはできそうにありません。

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