She's Not My Real Mother -ほんとうのお母さんじゃない-
作:Judith Vigna。
あらすじ
両親が離婚し、お母さんと暮らしている男の子。週末はお父さんの家で過ごします
お父さんの再婚相手がお父さんと一緒に住んでいるのですが、男の子はその女の人を好きになれません。お母さんではないからです。
日曜日、お父さんの仕事が入ってしまい、男の子は嫌々ながらも、女の人と二人でアイスショーに行くことになります。
アイスショーはピエロやクマが氷の上で芸をするとても楽しいものでした。
でも、男の子はふと思いついて、ポップコーンを買いに行ったときにわざと女の人からはぐれて隠れます。
女の人は男の子を探しまわりますが、そのうちどこかに行ってしまいました。
すぐに戻ってくると思った女の人がなかなか戻ってこないので、男の子は自分が置き去りにされたと思って怖くなります。
そのとき、スピーカーから迷子の案内が。男の子は警備員に「自分のことだ」と言い、女の人の待つ部屋へ連れて行ってもらいました。
そのあと二人は、肩に腕をまわしてショーの後半を見ました。
このことはお父さんには内緒、二人の秘密です。
男の子は、女の人と友達になりました。
でも、お母さんが心配する必要はありません。だって、お母さんは本当のお母さんだから。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・orphan (親のいない子、孤児)
お気に入り度:★★☆☆☆
両親が離婚する子供に、メッセージを伝える本だと思います。
アメリカでは離婚や再婚も多く、また養子も盛んで家族の形が様々なので、家族環境の変化に関する子供向け絵本がたくさんあります。私の利用している図書館にはそういった本の専用コーナーがあるくらいです。
この絵本は、イラストのタッチもやさしくて、登場人物もいい人ばかりなので、あまり重い気持ちにならずに読めます。文章もとても簡単で、3歳くらいの子から理解できるのではないでしょうか。
とても読みやすいのですが、あまり楽しいテーマでもなく、読み返ししたい気持ちになれなかったので、星2つです。