アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

The Mitten -てぶくろ-

作:Jan Brett。

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あらすじ

 ニッキは、おばあさんに真っ白な手袋を編んでもらいました。

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でも、ニッキはすぐに手袋を雪の中に落としてしまったのです。

そこへモグラがやってきて、暖かくて心地のいい手袋を住み家にします。

雪ウサギもやってきてもぐりこみます。

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ハリネズミも、フクロウも、アナグマも、キツネも、次々にやってきて手袋に入ります。そんなスペースはないはずですが、新たな客の鋭い針やツメなどを見ると、先客はスペースを空けてしまうのです。

ついにクマまでやってきました。

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さいごにドブネズミがやってきてクマの鼻に上ったとき、クマはネズミのひげがくすぐったくて大きなくしゃみをしました。

その勢いで動物たちは手袋から散り散りに飛び出し、手袋は宙に舞い、それをニッキが見つけました。

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 手袋が見つかったおかげで、ニッキはおばあさんに叱られずにすみました。

 

英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

・sound (健全な、安全な)

・mole (もぐら)

・jostle (乱暴に押す)

・prickles *1" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/5121X5P6GSL._SL160_.jpg" alt="てぶくろ (ウクライナ民話 ラチョーフ・シリーズ 1) (ウクライナ民話/ラチョーフ・シリーズ (1))" />

てぶくろ (ウクライナ民話 ラチョーフ・シリーズ 1) (ウクライナ民話/ラチョーフ・シリーズ (1))

 

 

 

てぶくろ―ウクライナ民話

てぶくろ―ウクライナ民話

 

 

*1:動植物の)針、とげ)

・commotion (騒動)

swoop down (空から舞い降りる、急襲する)

・glinty (きらめく)

talon (猛禽類のツメ)

・badger (アナグマ)

・waft (漂う香り)

・muzzle (犬などの鼻づら)

・drowsy (眠そうな)

・lumber (ドシンドシンと歩く)

・plump up (ゆすって圧縮する)

bulge (膨らむ)

 

 

お気に入り度:

ウクライナの有名な民話です。日本でも、いろんな作家さんのバージョンが出版されています。

 

この本は、各ページの見開き中央にメインの絵があって、その左右に手袋を探すニッキとか、次に手袋にやってくる動物とか、別シーンの絵がサブで書かれているのが楽しいです。サブ絵の上下の飾り絵もおしゃれで、異国っぽい雰囲気がとてもいいです。

 

あまりやさしくなさそうなおばあさんの表情とか、手袋の中で身を寄せ合う動物たちの様子とか、丁寧に描かれていて素敵です。

 

 

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てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)

てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)