アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

The Duckling Gets a Cookie!? -コガモがクッキーをもらったって!?-

作:Mo Willems。

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あらすじ

カモの子が「クッキーちょうだい?」というと、誰かがクッキーをくれました。それはナッツ入りのクッキーでした。

そこへハトがやってきて、どうやって手に入れたのかと聞きます。

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「お願いしたらもらえたんだよ」と答えるカモの子に、「ただお願いしただけでナッツ入りクッキーもらえたの?ぼくはいつだっていろんなことを願いしているのに叶ったことがない、不公平だ!」と騒ぎ立てます。

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あまりにハトが騒いだり落ち込んだりするので、カモの子はクッキーをあげることにしました。

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カモの子の申し出に、急に態度を変えて何度もお礼を言うハト。そしてクッキーを食べながら行ってしまいます。

その後、カモの子はあらためてクッキーをもらえないかお願いしてみるのでした。今度はナッツ抜きのものを。

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英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

・chomp (音をたてて噛む、大口で食べる)

 

お気に入り度:

ゾウとブタの「ジェラルド&ピギー」シリーズと同じ作者の絵本です。シュールなゾウやブタと比べ、このシリーズの方がイラストがかわいらしいです。

 

簡単な用語を使って、会話中心で話が進むので、わかりやすかったです。小さい子でも理解できる内容ですが、どのページもイラストの構図が似通っているので、絵を楽しむ子供にはやや退屈かもしれません。

 

といいつつも、キャラクターの表情は場面ごとの感情が表れているので、ひとこまずつじっくり見ると面白いです。

たとえば、「本当はカモの子はナッツが好きではない」というオチを知ってからあらためてクッキーをもらったページを見ると、「なにー!?ナッツではないか!!(くそぅ)」という表情に見えるのが不思議です。(オチを知る前は「わお!ナッツ入りだ!(やったー!)」という表情に見えていました。)

 

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