アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

Just the Way You Are -もしぼくが・・・-

作:Marcus Pfister。

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あらすじ

 ハリネズミは、今夜のパーティーに行くかどうかライオンに尋ねます。ライオンは「みんなぼくのことには興味ないさ。もしぼくにオオハシのような翼と羽があれば別だけど」と答えます。ハリネズミは、「それはおもしろそうだね、でも今のままで十分だよ」

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そして、いろんな動物たちが、友達に会うたびに、別の動物をうらやましがる言葉を口にします。

ハリネズミは、「カメレオンのようにきれいな色だったら・・・」

オオハシは「ゾウのように大きくて強かったら・・・」

カメレオンは「サギのようにエレガントだったら・・・」

ゾウは「カンガルーのようにぴょんぴょん跳べたら・・・」

サギは「ライオンのように立派なたてがみがあったら・・・」

 

その夜、パーティーに集まった動物たちは、自分が誰かから羨ましがられるものを持っていると知って笑いあうのでした。

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英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

 ・mane (たてがみ)

 

お気に入り度:

作者の名前に見覚えがあると思ったら、「The Rainbow Fish (にじいろのさかな)」の著者と同じでした。

各ページに穴があいていて、次のページがちらっと見える仕掛け絵本なので、子供は大好きだと思います。

 それぞれの動物の憧れる対象が突飛で、2つの動物が合体したイラストも非常にユーモラスで、楽しく読めます。(ハリネズミとカンガルーのエピソードが回収できてませんが・・・カンガルーはハリネズミの何をうらやましがるのだろう?)

仮定法過去形の文章がたくさん出てきて、起こりえないことを願うときの言い回しが自然に身に着きます。「If only I had a beak and wings like Toucan, then every one would admire me.」「That would be fun to see!」

 

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