Arctic Hares -ホッキョクウサギ-
作:Therese Shea。
あらすじ
ホッキョクウサギの生態について分かりやすく説明している絵本。
ホッキョクウサギはツンドラ地域に住んでいます。寒さから身を守り、雪の中で見えにくくするため、分厚くて白い毛におおわれています。白い毛は夏には抜けて、夏用の茶色や灰色の毛が出てきます。
ホッキョクウサギの後ろ足はウサギより長く、後ろ足で立って危険がないか見張ります。ホッキョクキツネやホッキョクオオカミから逃れるためにとても速く走り、ときには前足をあげて、後ろ足でカンガルーのように跳ねます。
ホッキョクウサギは植物を食べます。冬には雪を掘って食べ物を探します。
春になるとオスはメスとつがいになるため、ほかのオスと戦います。メスは毛や草で巣を作り、春から夏にかけて子供を産みます。生まれた子供は、秋には大人になります。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・arctic (北極の、極寒の)
・shed (脱ぎ落とす)
・buck (雄ジカ、オスのウサギ:buck rabbitともいう)
お気に入り度:★★★☆☆
科学絵本シリーズ。
子供が表紙の写真に惹かれて借りてきましたが、中を見てみると、予想以上にゴツくて可愛くないウサギでした。rabbitとhareの違いを目の当たりにした感じです。生態を知る、という目的は十分に果たしています。
可愛さを期待せず、学習目的で見るなら良本だと思います。