アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

Hooray for Spring -もりのあかちゃん-

作:Kazuo Iwamura。

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あらすじ

春が来ました。リスのミック、マック、モリーは、大喜びで枝から枝へと飛び移り、毛虫や桜、ミツバチなどを見つけます。

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そのとき3びきは、小鳥が泣いているのを見つけました。お腹がすいているのかな、と松ぼっくりや桜の花を食べさせようとしましたが、小鳥は首を横に振るばかり。

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小鳥は何を食べるのだろう?お母さんのミルクかも、と3びきが話し合っているときに、ちょうど小鳥のお母さんがやってきました。口にはあおむしをくわえています。小鳥は大きな口をあけて、お母さんからあおむしをもらいました。

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家に帰った3びきは、お父さんとお母さんに見てきたことを話します。そして、お母さんにご飯を食べさせてもらうマックをみて「小鳥と同じ!」とみんなで笑いました。

 

 

英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

特になし

 

お気に入り度:★★

原題は「もりのあかちゃん」。14ひきシリーズでおなじみの いわむらかずお さんの絵本です。日本の絵本が翻訳されて海外でも読まれているとは、面白いです。日本語版ではリスたちの名前は「ぱろ、ぴこ、ぽろ」らしいですが、なぜMick, Mack, Mollyになったのか謎です。そのままでもよかったような。

いわむらさんの絵本は、自然の様子が暖かい色合いでいきいきと描かれていて素敵です。動物たちの表情も素朴でかわいいです。

この本の日本語版は読んだことがないのですが、おそらく日本語の方が文章が断然よいだろうと想像しています。英語はやや説明的で、3びきの掛け合いが単調に感じます。いわむらかずおさんの14ひきシリーズを読んだときにぐいぐい引き込まれたような感じがありません。まあ、原語が一番なのは当然かな。

 

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もりのあかちゃん (至光社国際版絵本)

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