Pinkalicious: Fairy House -ピンカリシャス 妖精のおうち-
作:Victoria Kann。
あらすじ
ピンクが大好きな女の子、ピンカリシャスのお話。
春が来ました。庭に色とりどりの花が咲いて美しいのは、妖精たちの魔法のおかげ、と考えたピンカリシャス。妖精を見るために、庭に妖精のためのおうちを作ろうと思いつきました。
弟のピーターも一緒に、庭におうちを作ります。貝殻で道を作ったり、キンポウゲを編んでドアを飾ったり。
完成した家のそばでピンカリシャスは毎日妖精を待ちますが、妖精はなかなか現れません。
ピンカリシャスは考えました。妖精はきっと夜にしか来ないんじゃないかしら?
そこでピンカリシャスとピーターは、庭に寝袋を出して、夜じゅう妖精が来るのを見はることにしました。妖精のためのおやつも用意し、準備万端です。
ピーターは早々に眠ってしまいましたが、ピンカリシャスは月を眺め、星を数えて、寝ないように頑張ります。でも、星を数えるうちについに眠ってしまいました。
夜が明けて目を覚ますと、妖精のおやつがありません。ピーターは残念がりますが、朝の空気に光がきらきら反射してきれいなのを見たピンカリシャスは「妖精は本当にいるんだ!」と嬉しくなりました。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・buttercup (キンポウゲ)
・"Cheer up" (「元気出して」)
・camp out (キャンプ生活をする、野宿をする)
・honeysuckle (スイカズラ)
・cricket (コオロギ)
・drift off (起きている状態から寝ている状態に変化する)
・gasp (はっと息をのむ)
・shimmer (きらめく)
お気に入り度:★★★☆☆
ピンカリシャスシリーズにしてはめずらしく(?)、イラストがピンク一色ではなく、庭の緑、朝日のオレンジなど色とりどりでいい感じです。
ストーリーはだいぶメルヘンチックで、ややついていけない感じもありますが(「妖精を見たいから庭で寝袋で寝る!」という子供と、それを受け入れる両親・・・うーん)、小学校低学年くらいまでの子供だと楽しく読めそうです。