Cat Tale -ねこのおはなし-
作:Michael Hall。
あらすじ
3びきのネコ、リリアンとティリーとウィリアムが、言葉から言葉へとたどっていく、言葉遊び絵本です。
キャンディー(=chews:チューズ)をかばんに入れ、場所(=spot)を選び(=choose:チューズ)ます。そして、雌羊(=ewes: ユーズ)を見つけます(=spot)。
箱(=box)を使って(=use:ユーズ)ハチから隠れ、のみ(=fleas:フリー)と全力で戦い(=box)、牛(=steer)から逃げて(=flee:フリー)、飛行機(=plane)を操縦(=steer)。
板(=board)にかんなをかけ(=plane)、電車(=train)に乗り(=board)ます。
あひる(=duck)を訓練し(=train)て、さっとかがんで(=duck)くつ(=shoe:シュー)から逃れます。
いたずら好きのヌーを追い払い(=shoo:シュー)・・・
だんだん混乱してきました。どうしたらこんな馬鹿げた話(=tale:テイル)から元に戻れるでしょうか。
クマ(=bear)を尾行(=tail:テイル)し、霰(=hail)が降るのに耐え(=bear)、大きなクジラを呼びとめ(=hail)て・・・
ようやく物語のおしまいです。
英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~
・chew (かむもの:ガムなど)
・ewe (雌羊)
・steer (食用牛)
・plane (かんなをかける)
・duck (頭をひょいと下げる)
・shoo (シッといって追い払う)
・naughty (わんぱくな)
・gnu (ヌー(動物))
・jumble (ごちゃまぜにする)
・tail (尾行する(口語))
・hail (霰、雹 / 歓呼して迎える)
お気に入り度:★★★☆☆
まったく違う動詞と名詞の意味を持つ単語(例- bear:耐える、クマ など)、違うスペルで同じ発音の単語(例- chewsとchoose など)が満載です。
言葉遊びの本なのでストーリーにはあまり脈絡がないのですが、同じ発音をする名詞と動詞とが必ずセットで出てくるので、1文読めば「次の文には、この発音をもつ動詞が来るな」と予想できて、結構楽しめます。テンポよく声に出して軽快に読んでいくのがおすすめです。
絵もカラフルで楽しい雰囲気です。