アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

Inch by Inch -ひとあしひとあし-

作:Leo Lionni。

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あらすじ

ある日、おなかをすかせたコマドリがしゃくとりむしを見つけて食べようとしました。

「食べないで!いろんなものを測れて便利だから!」というしゃくとりむしに、コマドリは尻尾の長さを測らせます。

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 その後、コマドリはしゃくとりむしをいろんな鳥のところへ連れて行き、長さを測らせます。

フラミンゴの首、オオハシのくちばし、サギの脚、キジのしっぽ、ハチドリの全長・・・。

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 ある朝、ナイチンゲールが「自分の歌を測ってくれ、できなきゃ食べるぞ」と言いだしました。長さは測れるけど、歌は測れません。

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困ったしゃくとりむし、「やってみるから歌ってみて」といい、ナイチンゲールが歌っているすきにゆっくりと逃げ出しました。

ゆっくりゆっくり、1インチ1インチ、見えなくなるまで。

 

英語学習者の視点から~覚えた単語や言い回し~

・inchworm (しゃくとりむし) 

・be about to (~しそうである)

・"Is that so?" (「そうか?」)

・"Just think" (「まあ考えてもごらん」)

・toucan (オオハシ(鳥))

・heron (サギ(鳥))

・pheasant (キジ(鳥))

・inch (ゆっくり進む)

 

お気に入り度:

 「しゃくとりむし」のことを英語で「inchworm」というなんて、面白い!

(1尺は30センチほどなのに対し、1インチは2.5センチなので、英語の方がしゃくとり虫の特徴をよく表していると思います)

レオ・レオニらしい、期待を裏切らない美しいイラストが魅力です。葉っぱやしゃくとりむしの緑と、木や鳥の茶色が基調となっているのですが、フラミンゴや花のあざやかなピンクのページが挟まれていて、他のページとのコントラストにハッとします。

難しい単語はあまりないのですが、鳥の種類がいくつか出てきて、イラストから想像したものと調べた結果が全然違いました・・・。

 

ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし

ひとあしひとあし―なんでもはかれるしゃくとりむしのはなし

 

 

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