BOOT & SHOE -ふたごの子犬 ブートとシュー-
作:Marla Frazee。
あらすじ
ブートとシューはふたごの子犬。いつも一緒にご飯を食べ、一緒にトイレに行き、一緒に寝ます。でも、2匹が一日を過ごす場所は別々。シューは表玄関で、ブートは裏玄関です。
ある日リスがやってきて、気まぐれでブートとシューをかき回します。話しかけ、物を投げつけ、そして追いかけっこ。そのうち飽きてどこかへ行ってしまいます。
疲れたブートとシュー、いつもと逆の場所にいることに気づきます。ブートは表玄関、シューは裏玄関。2匹は相手がいるはずの場所で、それぞれ相手を探してみますがどこにもいません。しばらく待つことにしました。
でも、晩ご飯の時間になっても、寝る時間になっても、現れません。真夜中にブートは家の周りをぐるりと回ってシューを探しに行きますが、まさに同じタイミングでシューもブートを探して歩き回っていて、行き違いになってしまいます。
2匹は眠れずに朝を迎えます。でも、どんなに悪い状況のときにも出るものは出る。
トイレに行きたくなったブートとシュー。そこで出会ったのは・・・
2匹は再会を喜び、一日の始まりの時間ではありますが、一緒にベッドへ向かいました。
英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~
・litter ((犬などの)ひと腹の子)
・chatter (ぺちゃくちゃしゃべる)
・all up in (台無しにされた、間違った)
・collapse (くずれる、(過労・病気などで)倒れる)
・station oneself (位置につく、立つ)
・shiver ((恐怖・寒さで)震える)
お気に入り度:★★★★☆
手書き文字が素朴なイラストとマッチして、ほんわかした気持ちになる絵本です。
お互いを見つけられないときの残念さが「no luck」といった表現でどことなくユーモラスに描かれており、ストーリー展開はバレバレなのに思わずくすりと笑ってしまいます。