TIMOTHY GOES TO SCHOOL -ティモシー、学校へいく-
作:Rosemary Wells。
あらすじ
YOKOシリーズ。主人公は、YOKOのクラスメイトのTIMOTHY(ティモシー)。
ティモシーは、学校初日にサンスーツを着ていきます。
すると、ジャケットを着たクロードから「初日にそんな服で来るなんて」とばかにされます。
そこでティモシーは、次の日はジャケットにネクタイで学校へ行きますが、クロードはスポーツシャツで来ていて、またばかにされます。
悔しいティモシーは、クロードも何か失敗すればいいのにと願いますが、クロードは運動も勉強もよくできて、失敗しません。
次の日、フォーマルすぎずカジュアルすぎない、ティモシーお気に入りのシャツを着て行ったところ、なんとクロードとおそろい。しかし、「君はぼくと同じ服だ」「いや、君がぼくのまねをしたんだ」と言いあいになり、やっぱりティモシーと仲良くできません。
そんなときに、ティモシーと同じようにクラスの子とうまくいかないバイオレットが、ティモシーに話しかけてきます。そして二人は仲良くなり、一緒に遊びました。
英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~
・"How did it go?" (「どうだった?」、「うまくいった?」)
・in-between (中間に)
・"I can't stand it anymore" (「もう我慢できない」)
・all along (初めからずっと)
・hiccups (しゃっくり)
お気に入り度:★★★☆☆
「YOKO」に登場したティモシーが主人公ということで親近感を覚えて読んでみましたが、この本もやっぱり主人公がばかにされっぱなしでかわいそう。服なんてなんでもいいのに・・・
しかも結末が、意地悪を言う子(クロード)と最終的に仲良くなるというわけではなく、別の子(バイオレット)と一緒になってクロードのことを笑い話にするような描写もあり、なんとなく釈然としません。
イラストにときどきヨウコが登場したり、クラスメイトや先生など見覚えのある名前が出てきたりするので、YOKOシリーズと合わせて読むと楽しめます。