アメリカえほん記

アメリカで読んだ英語絵本の記録です。

Sleep Tight, Little Bear -おやすみ、こぐまくん-

作:Martin Waddell、イラスト:Barbara Firth。

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あらすじ

あるところに大きなくまと小さなくまが住んでいました。

小さなくまはある日、自分にぴったりの大きさのほら穴を見つけ、自分の住みかにすることに決めます。木や石でベッドやいすを作ったり、大きなくまと一緒に住んでいる家から絵本を運び込んだり。大きなくまが作ってくれた夕食も、自分のほら穴に運んでそこでひとりで食べます。

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夜になり、「ここで寝たい」という小さなくまに、大きなくまは「いいよ、おやすみ。何かあったら家にいるからね」と言って帰って行きます。

でも、そのうち小さなくまは「大きなくまが寂しがっているかも」と、やっぱり元の家に戻ることにします。

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大きなくまのところに戻った小さなくまは、「絵本を読んでもらうのを忘れてたよ。大きなくまが寂しくないように、今日はやっぱりここで寝るよ」と言い、大きなくまに抱かれて眠るのでした。

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英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し ~

・"Sleep tight" (ぐっすり寝てね→「おやすみ」)

・plod (とぼとぼ歩く)

 

お気に入り度:

絵が文句なしに可愛いです。

大きなくまと小さなくまの関係は書かれていませんが、父と子でしょうか。(大きなクマは「he」と書かれているので、母ではない)

自分だけの隠れ家を見つけてワクワクする小さいくまの気持ち、そっと見守る大きいくまの気持ち、一人で不安になる(けどそれを悟られたくなくて「大きいくまを心配して戻る」ことにした)小さいくまの気持ちが、絵からも文章からも伝わってきて、読んだ後は温かい気持ちになりました。

 

Sleep Tight, Little Bear

Sleep Tight, Little Bear