It Wasn't My Fault ーぼくのせいじゃないー
作:Helen Lester、イラスト:Lynn Munsinger。
あらすじ
何をやってもうまくいかないマドレー。
ある日、ぶかぶかの靴を片方だけはいて散歩に出かけました。もう片方はどこかで脱げてしまったようです。
すると、マドレーの頭の上から卵が落ちてきます。
鳥に聞くと、「落としたのは私だけど、私のせいじゃない。ツチブタが大声を出したせいだ」。
ツチブタに聞いても、「大声を出したのは私だけど、私のせいじゃない。カバがしっぽを踏んだせいだ」。
こうして元凶を突き止めていくと・・・
「僕のくつにウサギがはまってカバを驚かせて・・・つまり僕のせいじゃないか!」
英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~
・fault (落ち度:自分に落ち度がなく失敗した場合は"failure"となる)
・go for a walk (散歩に行く)
・lay an egg (たまごを生む、完全に失敗する(俗))
・confess (告白する、白状する)
・aardvark (ツチブタ)
・nasty (汚い、意地悪な)
・pygmy (小人の)
・get out of the way (道から退く;命令文で使うと「どけ!」)
・tug (ぐいと引く)
・"There, there" (「よしよし」)
・plop (ぽとんと落とす)
お気に入り度:★★★★☆
トラブルの原因を突き止めていく、というストーリーが「われたたまご」(フィリピン民話)によく似ています。王道の展開なのかもしれません。王道なだけあって面白いです。
みんなが「It wasn't my fault.」と言い合うので、自然にこのフレーズが覚えられます。
主人公の頭の上にたまごが落ちてきたことを「someone laid an egg on Murdley Gurdson's head.」と表現してありますが、lay an egg には大きな失敗をするという意味もあると知り、このセンスに感心しました。
どうでもよいですが、主人公の名前「Murdley Gurdson」が非常に発音しづらく、しかし物語の中で何度も出てくるので、読み聞かせは大変でした。
- 作者: Helen Lester,Lynn Munsinger
- 出版社/メーカー: HMH Books for Young Readers
- 発売日: 1989/03/26
- メディア: ペーパーバック
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