Children Make Terrible Pets -とんでもないペット-
作:Peter Brown。
あらすじ
ルーシー(=くまの子)は、森で「Squeak!」と鳴く変わった生き物(=人間)を見つけて、飼うことに決めます。お母さんは「こどもをペットにするなんて、とんでもない」と反対しますが、自分で世話をするとの約束で飼い始めます。
ルーシーはこどもをSqueakerと呼んで、一緒に遊んだり、食事をしたり、お昼寝をしたり・・・
でも、Squeakerは家具を壊したり、あらゆる悪さをし、そしていなくなってしまいます。
ルーシーは、かすかなにおいを頼りに森中を探しまわり、やっとSqueakerを見つけます。でも、そこにはSqueakerの家族が!
ルーシーは、Squeakerはペットにはできないことを悟り、お母さんの言ったことは正しかった、と学習したのでした。
英語学習者の視点から ~覚えた単語や言い回し~
・squeak (かなきり声)
・scurry (ちょこちょこ走る)
・into the open (隠れていたものが明るいところへ出てくる、公表される)
・secret admirer (隠れファン:admirer=ファン)
・critter (いきもの)
・ruin (破壊する)
・whiff (かすかな香り)
・all for the best (結局はいちばんよい)
お気に入り度:★★★★★
人間をペットにするという発想と、ユーモラスなイラストがなんとも言えません!
ルーシーからみた人間の言葉がぜんぶ「squeak!(キーキー!)」になっているのも、人間が動物の言葉を「ワンワン」などと表現するのと同じだなぁ・・・と、すごく納得感がありました。
はじめに茂みに隠れているSqueakerを見つけるルーシーと、最後に茂みからSqueakerの家族を見つめるルーシーとの対比描写など、すみずみまでよくできた絵本だと思います。